皆さんは「国の花」と言われて何を想像するでしょうか?「国花」を 広辞苑でひくと、
『その国民に最も愛好され、その国の象徴とされる花』
「国家を象徴する」と「国民に愛好される」、この 2つが重要なポイントのようです。
桜と菊、ヷーの国花はどっち?
![Quốc hoa của Nhật Bản là anh đào hay hoa cúc? - VnExpress Du lịch](https://vcdn1-dulich.vnecdn.net/2019/08/19/Nhatban-1566181607-9199-1566181610.jpg?w=900&h=540&q=100&dpr=1&fit=crop&s=4wdKEsnFb9aX1_s1n75k6A)
パスポートの紋章や皇室の象徴が「菊」なので、国家を象徴するという意味では「菊」の印象が強い方も多いかもしれません。
―方で、国民が最も愛するという意味では「桜」の方が勝るのではないでしょうか。「桜ソンィ」は世の中に溢れていますが、「菊ソンィ」は、あまり聞いたことがありません。
また、桜の開花は毎年ニュースで予想されますが、菊の開花時期を把握している方はそう多くはないでしょう。(菊は仏花に使われることが多くー年中見かけられます)。
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気になる答えはまさかの…
実はどちらの花も「国花」なのです!じつは日本において、公式定められた国花はありません。そも
そも国花の多くは、法的な公式性はないようです。
国花について広辞苑では『桜または菊』、明鏡国語辞典では『サクラ・キク』と記載されていて、他国
でも 2つ以上の国花を持つ国があります。
たとえば、アメリカには国を象徴する花はありません。原因として、アメリカの国国自体が広く地域によ
って生が全く違うことや、多数の民族から国が成り立っていることが挙げられます。そのかわりに、
「州の花」が決められているそう。
桜と菊にゆかりの深い神社といえば「靖国神社」
桜と菊どちらとも、ゆかりの深いㄑ所としては靖国神社が挙げられます。 靖国神社の紋は皇室と同じ
「十六八重表菊」の紋。もともと靖国神社は、戊辰戦争で亡くなった人々を弔うためにできた東京招魂
社が始まりでした。
桜の開花宣言は各地の標本木の桜が 5~6 輪咲くと出されます。東京の標本木は、この靖国神社。戦時
中は、散る桜の花というのは、軍人の死の象徴でした。軍人にとって、靖国神社で毎年咲く桜が、戦死
ㄝに靖国にまつられる姿を運想させたのです。
![NAGOYA - HAMAMATSU - NÚI PHÚ SĨ - TOKYO](http://bizlive.vn/uploaded/dinhthom_pv/2014_04_04/xac%20hoa%20phu%20day%20mat%20song_qgfx.jpg?width=670)
パスポートと皇室では「菊」の御紋は違う
皇室が使ㅅする菊の紋は「菊の御紋」と呼ばれています。パスポートの菊と菊の御紋はそっくりなよう
で、じつは違うデザイン。
パスポートの菊は「六―重表菊」、菊の御紋は「十六八重表菊」。菊の御紋は花弁と花弁の間に、さら
に花弁が見えます
![Sceau impérial du Japon — Wikipédia](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f7/Japanese_Imperial_Seal.svg/1200px-Japanese_Imperial_Seal.svg.png)
春の桜と秋の菊、どちらも日本を象徴し、日本人に愛されている花であることに間違いはないでしょう。